昨今のIT企業を核とした経済成長のおかげで、S&P500への投資が最良の投資手法だ、とする風潮がネットを中心にありますが、私は明確に反対の立場を取っています。
それはS&P500への投資は、一つの国への集中投資だからです。
S&P500への投資を推奨しない理由
もしかしたらアメリカが日本のように、超好景気から30数年におよぶ長期間の低迷に陥るかも知れません。
その可能性を誰も否定することはできませんし、その危険性を最も身に染みて理解しているのが我々日本人ではないでしょうか。
歴史的にもアメリカは、15年以上におよぶ低迷期を経験済みです。
もちろん、アメリカが低迷期に入ったら全世界株も影響を大きく受けることでしょう。
しかしアメリカ集中投資よりはまだましです。そのための全世界株ですから。
もうひとつ、インデックス投資の基本に立ち返ると、インデックス投資というのは市場全体に投資する手法です。
言うまでもなく、S&P500は市場全体のことではなく、市場の一部に過ぎません。
以上のことから、当ブログではS&P500への投資を推奨していないのです。