株式投資

狼狽売りしてもいい、という主張について

「狼狽売りしてもいい」という主張には、明確に反論します。

狼狽売りほど悪手はない

先日”狼狽売り”を避けるために積み立て投資をお勧めする、と投稿しましたが、ネットで投資系の個人ブログを見ていたら「精神的にキツイなら狼狽売りしてもいい」と主張している方がいました。

はっきり言いますが、株式投資において、”狼狽売り”ほど悪手はありません

一括投資と積み立て投資、どっちがいいですか?一括投資と積み立て投資、どっちがいいですか、という質問に対して、私なりの回答を記します。...

”狼狽売り”と”損切り”は違う

その方は”狼狽売り”と”損切り”を同列に扱っているようでしたが、まず”損切り”と”狼狽売り”は違います。この認識を誤ってはいけません。

個別株なら下落局面で含み損が拡大の一途をたどることを防ぐために、”損切り”することはひとつの手ではあるでしょう。

しかし”狼狽売り”は冷静な判断が出来なくなっている状態ですので、それを推奨するのはどうかと思います。

”損切り”もご法度

そしてインデックス投資においては、”狼狽売り”どころか”損切り”もご法度です。

個別株であれば、それ自体紙くずになってしまうことがあり得ますが、全世界株だろうと日本株だろうと、市場まるごと価値がなくなってしまうことは(可能性がゼロではないにせよ)ほぼないからです。

もしそれが心配になるようなら、そもそもインデックス投資をやるべきではありません。あなたのリスク許容度をオーバーしているのです。

リスク許容度を超えた投資をするな

”株式投資の終わり”と言われるような局面でも「むしろ買い場が来た」と投資を継続する心構えでないとインデックス投資で資産を形成することなど出来ないですし、再三言っている通り、そもそもが自分のリスク許容度の範囲内でするものです。

リスク許容度を超えた投資の先にあるのが”狼狽売り”なのです。

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