株式投資

日経平均はバブル後最高値、S&P500も史上最高値を更新していますが、いったん利確した方がよいでしょうか。

よくある質問ですね。史上最高値を更新といったニュースを見ると、利確したいという誘惑に駆られるものです。しかし、基本ホールドをお勧めします。

なぜ利益確定してはいけないのか

高値だからと言って売るのは”狼狽売り”と同じくらいの悪手です。株式市場に長く留まり続けることこそが資産形成の最短経路だからです。

いつかは必ず来る暴落が実際いつ来るかわからないのと同様に、上昇相場もいつまで続くか誰にも分かりません。

今が史上最高値だからと言って売ってしまった後、何年も大きな下落が来ず、再度市場へ参入するタイミングを得られなかったとしたら。重大な機会損失になるのです。

機会損失を甘く見てはいけない

機会損失を甘く見てはいけません。例えばこんなことがありました。

2023年の3月に新NISA導入が正式に決定されたことを受け、投資系のYoutuberがこぞって解説動画を上げました。

その中に「新NISAが始まるまで、(税制優遇を最大限受けるため)投資をせずに資金を温存しておいた方がいい」と主張する方がいました。

私はその意見に反対でした。既につみたてNISAという税制優遇制度があるのに(特定口座でも同じことですが)温存しておくような資金があるなら機会損失になるからです。

実際、2023年4月から12月末までの間に、日経平均は約18%、オルカンは約21%上昇しました。

株式インデックスの平均リターンは年利5-7%と言われているのに、9ヶ月で20%前後も上昇したのです。

そのYoutuberの意見に従っていたら、資産を20%増やす機会を失うことになったのです。

もう一度言います。可能な限り長く市場に参入することが、資産形成に最大の効果をあげるのです。

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