株式投資

”保険”を”外貨建て”で持つ意味はあるか

個人的な感想ですが金融庁というお役所は、我々の資産形成にとって有益な仕事をしてくれる、ほかにはなかなかない稀有な組織です。

その金融庁が、金融機関に改善を求めている商品があります。

それが、外貨建て一時払い保険。

金融庁から注意を受ける金融機関

外貨建て一時払い保険という金融商品の販売をめぐり、購入後4年間という短期間での解約が6割に上るうえ、解約した顧客に再び同様の商品を販売して手数料を得ているケースが多発しているとして、金融庁は金融機関に改善を求めました。

(中略)

金融庁は年金などの資産を投じている顧客のニーズをくみ取れていないなどと厳しく指摘し、目標額の引き上げが無償でできることを顧客に伝え対応についての相談に乗るなど金融機関に改善を求めました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240408/k10014415141000.html

本来顧客の資産形成に寄与するはずの金融機関が、顧客からお金をむしり取るような所業をしていることに注意しているわけです。

この手のニュースがあまり大々的に取り上げられることはないですが、金融庁は仕事をしてくれています。

そもそも、NISA制度の改善も金融庁の仕事ですし。

保険の意味

保険というのは我々の生活に欠かせないものですが、中には粗悪な商品もあります。

その代表格が外貨建ての保険です。

そもそも論として、”保険”を”外貨建て”で持つ意味は何でしょうか。

保険というのは予期せぬ事故や、やむを得ない事態に備えるものです。

そう考えると、保険をわざわざ外貨で持つことが理にかなっていないことに気付くのではないでしょうか。

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