株式投資

FANG+ってどうですか?

オルカンやS&P500に積み立て投資をして、インデックス投資に関する一通りの知識を入れてしまうと、投資家が必ず通る道があります。

それは、これらの市場平均を上回る投資成績を残せるインデックスはないかと調べ始めてしまうことです。

オルカンやS&P500を上回るインデックス

「ネット投資家が注目!「オルカン」「S&P500」に迫る投資信託が出現!」

ネット証券の投信売れ筋ランキングの2024年5月のトップは同率で「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」と「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」だった。新NISAのスタートを前後して始まった「全世界株式(オール・カントリー)」、または、「S&P500」を使った積立投資人気の盛り上がりを感じさせるランキングになった。

一方、第3位に「iFreeNEXT FANG+インデックス」が入り、同率9位に「<購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンド」。同率6位に「SBI 日本株4.3ブル」、同率9位に「楽天日本株4.3倍ブル」がランクインするなど、「全世界株式(オール・カントリー)」や「S&P500」など代表的なインデックスファンドとは異なるファンドがランクインしている。

https://media.finasee.jp/articles/-/13648

Finasee編集部調べで、2024年5月のネット証券投信売れ筋ランキング第3位は「iFreeNEXT FANG+インデックス」とのこと。

オルカンやS&P500を上回る成績と聞くとどうしても気になってしまいますが、そもそもインデックス投資の基本に立ち返って考えてみましょう。

インデックス投資は市場をまるごと保有する投資方法で、平均の上でも下でもない、市場平均そのものを目指す投資です。

FANG+のように調子の良い銘柄(この場合大型テクノロジー株)を厳選するなら、平均を上回ることもあれば、下回る確率も当然増えます。

過去、株式市場において10年20年に渡って特定のテーマが勝ち続けた事例はほぼありません。

あってもそれを精度良く見極める方法はない、と言えるでしょう。

長期に渡って勝ち続けるアクティブファンドを見極めることが困難なのと同じです。

一時の流行に惑わされないようにするのが一番の得策です。

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