確かに高利回りは気になりますよね。日本の預金金利と比べると雲泥の差ですし。しかし当ブログではお勧めしていません。
なぜ高利回り外貨建て債券をお勧めしないのか
なぜ高利回り外貨建て債券をお勧めしないのか。
それは、年利以上に通貨が下落する可能性があるからです。
最近も年利7%のトルコリラやインドルピー建債券が完売していましたが、非常に良い例ですので例にとって見てみます。
トルコリラの例
画像は2006年からのトルコリラのチャートです。
最も高いところで1トルコリラ99円、現在が4.8円ですので、価値が20分の1に下落しています。
もう一度言います。20分の1です。 たとえ年利7%だったとしても、通貨の価値がこれだけ下がっては分配金をもらっても元を取ることが出来ません。
インドルピーの例
インドルピーもトルコリラほどではないものの、通貨の下落傾向という意味では似たようなものです。
外貨建て債券は、為替の影響を多大に受けます。よくよく考えて投資しましょう。