信託報酬が低い投資信託が設定されたと聞くと、気になりますよね。でも乗り換えは不要です。
なぜ乗り換えは不要なのか?
それぞれの信託報酬は以下の通りです。
楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド:0.0561%
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー):0.05775%
その差は0.00165%で、100万円投資した場合で年間で16.5円の差しかありません。
1000万円だとしても年間で165円の差しかないことに加え、eMAXIS Slimは今まで何度も信託報酬を下げてきた歴史があるのです。
楽天には、そうした実績はまだありません。ちなみに、還元されるポイントを考慮に入れても、この差はほぼ同じです。
楽天証券に口座を持っていて、これから積み立てを開始するという人は楽天オルカンを選択してもいいかも知れませんが、そうでなければeMAXIS Slimのオルカンを継続積み立てで問題ないでしょう。
補足ですが、eMAXIS Slimシリーズには、純資産総額の基準値を超えた部分に対して、より低い信託報酬率を適用する仕組みがあります。
今の純資産総額は約2兆2千億円ですので、およそ 0.05761%が実質の信託報酬になります。(目論見書から引用)