コロナショック以来の暴落が来ました。
こんな時、長期投資家の水瀬ケンイチさんの著書『お金は寝かせて増やしなさい』の一節を思い出します。
貴重な証言
インデックス投資をブログという形で公に宣言している投資家が、暴落に耐え切れずに次々に退場していくその時の状況を、彼はこう振り返っています。
(リーマンショックの頃)私のブログと相互リンクしていた他のインデックス投資ブログが、次々とその更新を停止していきました。
ブログは続けていても「インデックス投資などもうダメだ。これからは〇〇投資の時代だ」と別のアクティブな投資法に変更するブロガーが続々出て来ました。
これは暴落を乗り越えたからこそ、出来る発言です。
バイアスを吹き飛ばす暴落
ブログという形で全世界にインデックス投資というスタンスを発信していた人達ですら、リーマンショックの暴落には耐え切れなかった。
この事実を伝える水瀬ケンイチさんの証言は、非常に貴重なものです。
自分のスタンスを公にするということは、それだけでそのスタンスを維持する強いバイアスがかかります。
もしも日和ってしまったら、せっかく獲得した読者から非難されるからです。
しかし、リーマンショックの衝撃はそんなものを軽く吹き飛ばしてしまったのです。
中には完全に宗旨替えして悪し様にインデックス投資を貶す人もいたとのこと。
暴落に耐え切れずに市場から退場してしまった彼らが今どうしているのか気になりますが、そんなことよりも自分のことです。
暴落に耐え切って、自分を褒めてあげられる未来を思い描きましょう。
