投資に関する情報を集めだすと必ず引っかかるこの言葉。リバランス。
最近ではリバランスを自動でやってくれることを売りにしたロボアドバイザーもあるくらいです。
今となってはリバランスは不要という意味
しかしリバランスというのはオルカンに代表される全世界株式ファンドが無かった時代に必要だったものなので、今となっては不要です。
ファンド内で自動的にリバランスされるからです。
オルカンのような手数料の低廉な全世界株式ファンドが出てくる前、株式ファンドは下記の3つに分かれていました。
- 日本株式
- 先進国株式
- 新興国株式
我々投資家は、これら3つの株式ファンドへの投資割合を決め、一定期間経過ごとに当初の割合通りになっているかを確認・修正する、ということをやっていました。
例えば、
- 日本株式:3割
- 先進国株式:5割
- 新興国株式:2割
といった風に投資割合を決めておき、そこから外れたら対象のファンドを売るなり買い増すなりして調整するのです。
オルカンはこれら3地域の株式を網羅し、時価総額加重平均方式で保有するファンドですから、リバランスは不要になるわけです。
もし、オルカンで採用されている時価総額加重平均が性に合わないなら、日本、先進国、新興国の3地域均等の投資信託があるので、それを選べばいいだけの話。
時価総額加重平均でも3地域均等でもない保有割合については、もう考慮する理由はないでしょう。
今の時代、それは手間ひまかけてやるようなことではなくなっており、もっと別のことに時間を費やすのが得策です。