これはなかなか悩ましい問題です。私も色々調べたり税額を計算したりしました。
新NISAを埋め切れる余剰資金がない、つまり資金的に特定口座から投資信託を移す余地があることを前提とした場合、結局のところ、リスク許容度によると思います。
ポイントは”含み益バリア”
これに関連して面白いブログを見つけたので引用します。
「含み益バリアを失ってまで特定口座からNISAへ載せ替えるべきか」
”含み益バリア”というの言い得て妙だと思います。
当アカウントでも似たようなことを何度か言及していますが、それなりの年月投資を続けていると含み益が増大して、ちょっとやそっとの下落では含み損にならないので、これを”含み益バリア”と表現しているわけですね。
”ある程度の含み益があって含み損になりにくい状態”というのは、投資を続けていく握力になります。
したがって、それを捨ててまでNISA口座へ投資信託を移す(売却&買い直しする)必要があるかと言えば、やはりその人のリスク耐性による、ということになります。
NISA口座へ移した方が税金の優遇措置があって効率的なのは確かなのですが、含み益バリアがなくなったことで握力が弱まってしまうことが懸念されるからです。
実際、私は16年前から保有を始めた投資信託がありますが、NISA口座へ移してはいません。
含み益バリアが自分の握力の大きな支えになっていると思うからです。